様々なオプションを設定するための連想配列を指定します。
表 36-1
オプション | データ型 | デフォルト値 | 詳細 |
---|---|---|---|
cacheDir | string | /tmp/ | キャッシュファイルを配置するディレクトリ (末尾はスラッシュ) を指定します |
caching | boolean | TRUE | キャッシュの有効/無効を指定します |
lifeTime | integer | 3600 | キャッシュ生存期間を秒単位で指定します (1.6.0beta 1以降、無期限のキャッシュ生存期間を表す null 値が利用可能です) 。 |
fileLocking | boolean | TRUE | ファイルロックの有効/無効を指定します (悪条件下でのキャッシュ汚染を回避することができます) |
writeControl | boolean | TRUE | 書き込み制御の有効/無効を指定します。 書き込み制御を有効にすると、 キャッシュの書き込みが若干遅くなります。 しかし、読み込み・書き込み制御を行わない場合、 いくつかのキャッシュ汚染ファイルが検出されますが、 完全な制御ではありません。 |
readControl | boolean | TRUE | 読み込み制御の有効/無効を指定します。 有効な場合、制御キーがキャッシュファイルに埋め込まれ、 このキーが読み込み後計算されたキーと比較されます。 |
readControlType | string | crc32 | 読み込み制御のタイプを指定します (読み込み制御が有効な場合のみ)。 'md5' (md5 ハッシュ制御 (最良ですが最遅))、 'crc32' (crc32 ハッシュ制御 (若干安全性に欠けますが高速))、 あるいは 'strlen' (長さのテストだけ (最速)) のいずれかである必要があります。 |
pearErrorMode | integer | CACHE_LITE_ERROR_RETURN | PEAR エラーモード (raiseError がコールされた場合) を指定します (CACHE_LITE_ERROR_RETURN は PEAR_Error オブジェクトを返します。 CACHE_LITE_ERROR_DIE はスクリプトを即時停止します (デバッグに便利です)) 。 |
fileNameProtection | boolean | TRUE | ファイル名を保護するかどうかを指定します (もし true なら、あなたは全てのキャッシュ ID やグループ名を使用することができます。もし false なら、 高速ですが、ID やグループ名はキャッシュファイル名が直接使用されますので、 特殊文字などに気を付けてください) 。 |
automaticSerialization | boolean | FALSE | 自動シリアライズの有効/無効を指定します (文字列ではない形式のデータを保存できるようになりますが、 動作は多少遅くなります)。 |
memoryCaching | boolean | FALSE | "メモリキャッシング" の有効/無効を指定します (NB : メモリキャッシングには生存期間はなく、 スクリプトの終了だけがあります) 。 |
onlyMemoryCaching | boolean | FALSE | "メモリキャッシングのみ" の有効/無効を指定します (もし有効な場合、ファイルは使用されません) 。 |
memoryCachingLimit | integer | 1000 | メモリキャッシュにストアするレコードの最大数を指定します |
automaticCleaningFactor | integer | 0 | 自動クリーニングプロセスの無効/設定を指定します。 自動クリーニングプロセスは、新しいキャッシュファイルを書き込むとき (与えられた生存期間に対して) 古くなったキャッシュファイルを削除します。 0 は "自動的にキャッシュクリーニングしない" という意味です。 1 は "機械的にキャッシュクリーニングする" という意味 (遅い) で、 x>1 は "x 個のキャッシュを書き込んだ場合に 1 回、 ランダムで自動的にクリーニングする" を意味します。 20 から 200 の間の値が最初の値として良いかも知れません。 |
hashedDirectoryLevel | integer | 0 | ハッシュ化されたディレクトリ構造のレベルを設定します。 0 は "ハッシュ化されたディレクトリ構造を使用しない" という意味で、 1 は "1 レベルのディレクトリ"、 2 は "2 レベルのディレクトリ" を意味します。 このオプションは、何千ものキャッシュファイルがある場合にのみ Cache_Lite を高速化する事ができます。 明確なベンチマークのみ、完璧な値を選択する手助けになります。 1 あるいは 2が最初の値として良いでしょう。 |
errorHandlingAPIBreak | boolean | FALSE | true に設定すると、API を少しだけ変更してしまいますが、 CACHE_LITE_ERROR_RETURN モードにおけるエラー処理がやりやすくなります (save() メソッドが PEAR_Error オブジェクトを返せるようになります)。 |
例 36-1最も一般的なオプションを使用する
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