Services_Weather_Metar クラス概要

Services_Weather_Metar クラス概要  -- PEAR::Services_Weather_Metar

PEAR::Services_Weather_Metar

このクラスは、weather.noaa.gov の metar サービスに対するインターフェイスです。 ICAO 記法で指定した場所について、現在の天気データを取得します。

もちろん、METAR データのパースには制限があります。 このパース処理は、Federal Meteorological Handbook No.1 に手を加えて合衆国外からのレポートにも対応できるようにしたものです。 もしそのレポートがこれらの規格から外れているものだったら、 正確にパースすることはできません。 パースされなかった内容は、getWeather() が返す配列に "noparse" という名前のエントリとして保存されます。 その後、自分でそれを処理することができます。 クラスでうまく処理できない情報がある場合は、この制限が原因です。 しかし、降水量や気温の変化などのほとんどの一般的な情報は取得できます。 もういちど念のために説明しますが、パースされなかった内容は "noparse" に格納されます。

重要なフィールドがうまく取得できなかったりパースに失敗したりするという場合は、 機能追加案/バグレポートを http://pear.php.net/ で報告してください。 その際には、実際の METAR レポートの内容を '詳細に' 説明してください。

実際の使用例は docs/Services_Weather/examples/metar-basic.php を参照ください。

Services_Weather_Metar のクラス階層

Services_Weather_Metar が継承するメソッド

表 67-1 Services_Weather_Common から継承したもの

メソッド名概要
Services_Weather_Common::calculateDewPoint() 温度と湿度から露点を計算します。 これはあくまでも概算値です。 露点を正確に計算する公式はありません。ここで使用しているのは Magnus-Formula と言われるものです。
Services_Weather_Common::calculateHumidity() 温度と露点から湿度を計算します。 これはあくまでも概算値です。 露点を正確に計算する公式はありません。ここで使用しているのは Magnus-Formula と言われるものです。
Services_Weather_Common::calculateWindChill() 温度と風速から体感温度を計算します (拡張公式を使用します)。
Services_Weather_Common::convertDistance() km, ft および sm の距離を変換します。
Services_Weather_Common::convertPressure() in、hpa、mb、mm および atm の気圧を変換します。
Services_Weather_Common::convertSpeed() mph、kmh、kt、mps および fps の速度を変換します。
Services_Weather_Common::convertTemperature() f および c の温度を変換します。
Services_Weather_Common::getUnitsFormat() 選択した単位系を返します。
Services_Weather_Common::polar2cartesian() 極座標をデカルト座標に変換します。
Services_Weather_Common::setCache() データのキャッシュを有効にします。使用することを強く推奨します。
Services_Weather_Common::setDateTimeFormat() 時刻や日付の表示形式を変更します (http://www.php.net/date を参照ください)。
Services_Weather_Common::setHttpTimeout() HTTP リクエストのタイムアウト秒数を設定します。
Services_Weather_Common::setUnitsFormat() 単位の表記を変更します (標準/メートル法)。