(PHP 4, PHP 5)
array_walk — 配列の全ての要素にユーザ関数を適用する
array 配列の各要素にユーザ定義関数 funcname を適用します。
array_walk() は array の内部配列ポインタに影響されません。array_walk() はポインタの位置に関わらず配列の全てに渡って適用されます。
入力の配列。
通常、 funcname は引数を二つとります。 array パラメータの値が最初の引数、 キー/添字は二番目の引数となります。
注意: funcname により配列の値そのものを変更する必要がある場合、 funcname の最初の引数は 参照 として渡す必要があります。この場合、配列の要素に加えた変更は、 配列自体に対して行われます。
コールバック関数により配列自身を変更することはできません。 例えば、要素の追加、削除、要素の unset 等はできません。 array_walk() が適用される配列を 変更しようとすると、関数の動作を定義できず、 予期しない結果を得ることになります。
オプションの userdata パラメータが指定された場合、 コールバック関数 funcname への三番目の引数として渡されます。
成功した場合に TRUE を、失敗した場合に FALSE を返します。
funcname 関数が、指定された引数より多いパラメータを必要とする 場合、array_walk()がfuncname をコールする度にエラーレベル E_WARNING が 発生します。これらの警告は、array_walk() コールの前に PHP エラー演算子 @ を付けるか、error_reporting() により抑制することができます。
バージョン | 説明 |
---|---|
4.0.0 | キー及び userdata を funcname に渡す処理が追加されました。 |
例1 array_walk() の例
<?php
$fruits = array("d" => "lemon", "a" => "orange", "b" => "banana", "c" => "apple");
function test_alter(&$item1, $key, $prefix)
{
$item1 = "$prefix: $item1";
}
function test_print($item2, $key)
{
echo "$key. $item2<br />\n";
}
echo "Before ...:\n";
array_walk($fruits, 'test_print');
array_walk($fruits, 'test_alter', 'fruit');
echo "... and after:\n";
array_walk($fruits, 'test_print');
?>
上の例の出力は以下となります。
Before ...: d. lemon a. orange b. banana c. apple ... and after: d. fruit: lemon a. fruit: orange b. fruit: banana c. fruit: apple