Auth_Container_RADIUS

Auth_Container_RADIUS -- RADIUS サーバを使用して認証を行う

RADIUS コンテナ

このコンテナを使用するには、Auth_RADIUS および PECL の radius が必要です。

Auth コンストラクタ() でのこのストレージ固有のオプションは、オプションの配列です。

表 34-1使用可能なオプション

オプションデータ型デフォルト値説明
"servers" array array("localhost", 0, "testing123", 3, 3)

RADIUS サーバの配列です。host, port, shared secret, timeout, maxtries を指定します。

host はサーバホストです。FQDN か、 あるいはドット区切りの IP アドレスをテキスト形式で指定します。

port はサーバに接続する際の UDP ポートです。0 を指定すると、 ネットワークサービスデータベースからエントリ radius/udp を探し、そのポートを使用します。エントリが見つからなかった場合は、 認証用の標準 RADIUS ポート (1812) を使用します。

shared secret は、サーバホストに対する秘密パラメータとして渡します。 RADIUS プロトコルは、最初の 128 バイトだけを受け取ってそれ以降を無視します。

timeout は、サーバから応答を受け取る際のタイムアウト秒数を指定します。

maxtries は、処理に失敗した際にやり直しを行う最大回数を指定します。

最大で 10 のサーバを指定することができます。複数のサーバを指定すると、 有効な応答が返ってくるか、あるいは maxtries に達するまでラウンドロビン方式で試行を続けます。

"authtype" string "PAP"

リクエストの検証に使用する認証方式。 PAP、CHAP_MD5、MSCHAPv1、MSCHAPv2 のいずれかを指定します。

それぞれの方式には依存性があります。PAP 以外のすべての認証方式では Crypt_CHAP パッケージが必要で、MS-CHAP を使用するなら、さらに mhash 拡張モジュールが必要です。