エントリの管理

エントリの管理 -- エントリの追加/名前の変更/移動/削除

ディレクトリへの (新規、あるいは既存) エントリの追加

新しいエントリの追加は、二段階の手順を踏んで行います。 まずは新しい Net_LDAP_Entry オブジェクトを作成する必要があります。その後、 Net_LDAPadd() メソッドを使って次のようにエントリを追加していきます。

エントリの名前の変更や移動

エントリの名前の変更や移動は、そのエントリの DN に対する操作となります。 エントリを移動するとは、その DN を新たな名前に変更し、 新たなベース DN にするということです。エントリの名前を変更したり移動したりするには、 そのエントリの dn() メソッドをコールします。 一方、Net_LDAPmove() メソッドを使用することもできます。 これは DN のみを処理します。実際に名前の変更や移動の作業を完了するには、 エントリの update() メソッドをコールする必要があることを覚えておきましょう。 Net_LDAPmove() は、その場でエントリを移動します。 entryobject を Net_LDAPmove() で使用すると、 ディレクトリをまたがる移動もできるようになります。

エントリの削除

エントリを削除するには、Net_LDAPdelete() メソッドを使用します。 このメソッドに、Net_LDAP_Entry オブジェクトかあるいは削除したいエントリの DN を渡します。 DN がサブエントリを含む場合は、delete() の 2 番目のパラメータに TRUE を渡すと再帰的な削除を行います。

もうひとつの方法としては、削除したい Net_LDAP_Entry オブジェクトの delete() メソッドを単純にコールするというものがあります。 この場合、実際に削除処理を完了するには update() をコールする必要があることに注意しましょう。