データソースとは、その名が示すとおりのものです。しかし、DataGrid におけるデータソースドライバは、あなたのソフトウェアにとって欠かせないものでもあります。 データソースドライバは、DB_DataObject や MDB2 クエリといった データソースと直接やりとりし、ページ処理や並べ替えの操作を行ってくれます。 そのため、あなたが実際に書かなければならないコードはほんの数行のみとなります。
ふたつのメソッド bind() および bindDataSource() で、データベースドライバをバインドすることができます。
bind() メソッドは、自動的に適切なドライバを検出することができます。 たとえば、DB_Table や DB_DataObject のインスタンスをメソッドに渡すことができます。 文字列を渡した場合は自動検出を行うことができません。なぜなら、 文字列に、たとえば CSV や XML などのどのデータが含まれているのかがわからないからです。 このような場合は、bind() のコール時に三番目のパラメータで型を指定します (例: 'CSV' あるいは 'XML')。
独自のデータソースドライバを作成している場合には、 bindDataSource() を使用します。 独自のデータソースクラスのインスタンスを作成し、そのインスタンスを bindDataSource() メソッドに渡します。