(PHP 4, PHP 5)
fread — バイナリセーフなファイルの読み込み
fread() は、handle が指すファイルポインタから最高 length バイト読み込みます。 以下のいずれかの条件を満たしたら、読み込みを終了します。
読み込んだ文字列、またはエラー時には FALSE を返します。
例1 シンプルな fread() の例
<?php
// ファイルの中身を読んで文字列に格納する
$filename = "/usr/local/something.txt";
$handle = fopen($filename, "r");
$contents = fread($handle, filesize($filename));
fclose($handle);
?>
例2 バイナリの fread() の例
バイナリとテキストファイルの形式が異なるシステム(すなわち Windows)では、fopen()の mode パラメータに 'b' を指定してファイルをオープンする必要があります。
<?php
$filename = "c:\\files\\somepic.gif";
$handle = fopen($filename, "rb");
$contents = fread($handle, filesize($filename));
fclose($handle);
?>
例3 リモートファイルの fread() の例
通常のローカルファイル以外のもの、例えば リモートファイル や popen()、fsockopen() が返す ストリームを読み込んでいる場合には、 パケットが有効になった後に読み込みはストップします。 つまり以下の例のように分割されたデータを結合すべきであるということです。
<?php
// PHP 5 以降での例
$handle = fopen("http://www.example.com/", "rb");
$contents = stream_get_contents($handle);
fclose($handle);
?>
<?php
$handle = fopen("http://www.example.com/", "rb");
$contents = '';
while (!feof($handle)) {
$contents .= fread($handle, 8192);
}
fclose($handle);
?>
注意: ファイルの中身を文字列に格納したいだけならば、file_get_contents() を使うほうが上記の例よりも効率的です。
注意: fread() は、 ファイルポインタが現在指している位置から読み込みを開始することに注意しましょう。 ポインタの現在位置を調べるには ftell() を、 そしてポインタの位置を巻き戻すには rewind() を使用します。