(PHP 4, PHP 5, PECL mysql:1.0)
mysql_query — MySQL クエリを送信する
mysql_query() は、 ひとつのクエリを送信します (複数クエリの送信はサポートしません)。 送信先は、link_identifier で指定したサーバ上にある、現在アクティブなデータベースです。
SQL クエリ。
クエリ文字列は、セミコロンで終えてはいけません。
MySQL 接続。 指定されない場合、mysql_connect() により直近にオープンされたリンクが 指定されたと仮定されます。そのようなリンクがない場合、引数を指定せずに mysql_connect() がコールした時と同様にリンクを確立します。 リンクが見付からない、または、確立できない場合、 E_WARNING レベルのエラーが生成されます。
SELECT, SHOW, DESCRIBE や EXPLAIN 文、その他結果セットを返す文では、 mysql_query() は成功した場合に resource を返します。エラー時には FALSE を返します。
それ以外の SQL 文 INSERT, UPDATE, DELETE, DROP などでは、 mysql_query() は成功した場合に TRUE 、エラー時に FALSE を返します。
返された結果にアクセスするためには、結果リソースを mysql_fetch_array() やその他の関数に渡します。
SELECT 文によって返された行の数を知るには mysql_num_rows() を用います。また DELETE, INSERT, REPLACE, または UPDATE 文で変更された行の数を 知るには mysql_affected_rows() を用います。
クエリが参照するテーブルにアクセスする権限がない場合も mysql_query()は失敗し、FALSE が返されます。
例1 間違ったクエリ
次のクエリは文法的に間違っているので、 mysql_query()は失敗し FALSEを返します。
<?php
$result = mysql_query('SELECT * WHERE 1=1');
if (!$result) {
die('Invalid query: ' . mysql_error());
}
?>
例2 正しいクエリ
次のクエリは正しいので、mysql_query() は resource を返します。
<?php
// これはユーザが指定する。たとえば
$firstname = 'fred';
$lastname = 'fox';
// クエリの作成
// これは SQL クエリを実行する最良の方法です。
// さらなる例は、mysql_real_escape_string() を参照ください。
$query = sprintf("SELECT firstname, lastname, address, age FROM friends WHERE firstname='%s' AND lastname='%s'",
mysql_real_escape_string($firstname),
mysql_real_escape_string($lastname));
// クエリの実行
$result = mysql_query($query);
// 結果のチェック
// MySQL に送られたクエリと返ってきたエラーをそのまま表示します。デバッグに便利です。
if (!$result) {
$message = 'Invalid query: ' . mysql_error() . "\n";
$message .= 'Whole query: ' . $query;
die($message);
}
// 結果の利用
// $result をそのまま出力してもリソースの内部の情報にはアクセスできません。
// 結果にたいして MySQL の関数を適用する必要があります。
// mysql_result(), mysql_fetch_array(), mysql_fetch_row() なども参照ください。
while ($row = mysql_fetch_assoc($result)) {
echo $row['firstname'];
echo $row['lastname'];
echo $row['address'];
echo $row['age'];
}
// 結果セットに関連付けられているリソースの開放
// これは、スクリプトが終了する際に自動的に実行されます。
mysql_free_result($result);
?>