このコンテナは、 PEAR::MDB2 抽象化レイヤーを使用してデータベースへのアクセスを行います。 つまり、MDB2 がサポートしているすべてのデータベースに対して ログインデータを保存することができます。
Auth コンストラクタ() でのこのストレージ固有のオプションは、オプションの配列です。
表 34-1使用可能なオプション
オプション | データ型 | デフォルト値 | 説明 |
---|---|---|---|
"dsn" | string | "" | 有効な、正しい形式の DSN 。 |
"table" | string | "auth" | 認証データが保存されるテーブル名。 |
"usernamecol" | string | "username" | ユーザ名が保存されるカラムの名前。 |
"passwordcol" | string | "password" | 暗号化されたパスワードが保存されるカラムの名前。 |
"db_fields" | array | array() | ユーザの詳細情報を読み込む際に使用する追加フィールドの配列。 |
"cryptType" | string | "md5" | パスワードを保存する際の暗号化方式。 |
"auto_quote" | boolean | TRUE | データベースのテーブル名、フィールド名を自動的にクォートするかどうか。 |
"db_options" | array | array() | PEAR::MDB2 のコンストラクタに渡すオプションの配列。 詳細は PEAR::MDB2 を参照ください。 |
"db_where" | string | "" | クエリの WHERE 句としてデータベースに送る文字列。 fetchData()、listUsers()、 removeUser() および changePassword() で用いられるクエリに追加されます。 Auth 1.5.0 以降で使用可能です。 |
デフォルトでは、MDB2 のデフォルトの可搬性設定である MDB2_PORTABILITY_ALL を使用します。この設定は、予期せぬ振る舞いをすることがあります。 たとえば、データベーススキーマでの定義にかかわらず フィールド名が小文字に変換されてしまうなどです。 "db_options" オプションを使用すると、 この設定をオーバーライドすることができます。次の例を参照ください。
例 34-1MDB2 のデフォルトの可搬性設定をオーバーライドする例
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